波長可変半導体レーザーシステムにおいて最適なパフォーマンスを得るためには、洗練された光学/メカ的デザインと半導体レーザーのみならずコントロールエレクトロニクスが最も重要なパーツとなります。
リトロー型外部共振器において広範なモードホップフリー波長可変レンジを得るためにはピエゾアクチュエータと電流コントローラーの最適な相互作用が重要となります。半導体レーザーを駆動する電流のドリフト量、温度制御の安定性およびピエゾアクチュエータの電圧制御がレーザー周波数のドリフト量を決定しモードホップに対する安定性を定義します。またこれらの制御出力のノイズが増大することによりレーザーの発振線幅もまた増大します。デジタル制御コントローラ DLC pro はレーザー制御用エレクトロニクスの最も最先端の技術をかたちにしたものです。多くのユーザーに広くご利用頂き、長年の支持を頂いている SYS DC 110と比較しノイズ量またドリフト量がさらに改善されています。
DLC pro はレーザーシステムの利用法、また制御方法に新たなレベルをご提案致します。タッチスクリーンによる簡易的な操作性だけでなくPCを用いたリモートコントロールにも対応しています。直観的なGUIソフトウェアと制御コマンドが用意されておりマスターコンピュータからの中央管理、また外出先からのリモート制御も可能にしています。
トプティカ社では優れたレーザーおよびコントローラだけでなくレーザー周波数ロッキングのための様々なエレクトロニクスモジュールをご用意しています。DigiLock 110 は商用で初めての極めて操作性の高いデジタルロッキングソリューションを提供します。また新たにリリースされた DLC ext は様々なデジタル/アナログモジュールをDLC proと結合し様々なアプリケーションでの利用を可能にします。