DLC pro Lock
ソフトウェアライセンス
- DLC proの追加機能をアクティベートするソフトウェアライセンス
- 2つのフィードバックチャネルと独立したPIDレギュレータ
- 内蔵変調機能を用いたトップフリンジと復調機能を用いた再度フリンジへの周波数ロック
- PIDパラメータの自動最適化機能: autoPID
DLC pro LockはDLC proの追加機能をアクティベートするソフトウェアライセンスです。この機能によりレーザー周波数の制御、例えばリファレンス用ガスセルを用いた過飽和吸収分光などに利用可能です。これらの一般のアプリケーションではPID制御のためのレーザー周波数の変調 (ロックイン) または復調を用いたエラー信号の生成が必要となります。DLC pro コント―ラはこれら作業に必要な機能を内蔵しており外部に追加の電気的モジュールをご用意いただく必要はありません。
また、フリンジのサイドロッキングも可能です。例えば PDH moduleを用いてPound-Dreber-Hall法でエラー信号を外部的に生成することで可能になります。変調またはフィードバックのいずれかはDLC pro内蔵の電流またはピエゾドライバーで行います。またはDLC proからの出力信号を用いて外部のAOMまたはEOMいずれかの変調器を用いて可能となります。
周波数ロッキングはDLC pro本体上にある液晶パネルまたは接続したPC制御ソフトウェアをワンクリックするだけで簡単に行うことができます。分光特性が顕著にある任意の周波数で波長のドリフトを抑え、フィードバック動作を可能とします。
なんらかの原因でロックが外れ、モニター信号がしてされたウィンドウに現れない際も自動的にロック状態を回復するためのリロック(Re-Lock)機能も内蔵しています。DLC pro Lockと FALC proを組み合わせることで、この高性能ロックモジュールを使用した自動のリロックが可能です。
ロック設定は、DLC proのPC GUIのロッキングウィザードによって大幅に簡素化されます。また、PID自動最適化機能(autoPID)により際喜納PIDパラメータを設定することもできます。
周波数ロッキングはドップラーフリー分光、言い換えればMOTなどのポピュラーなアプリケーションに多く用いられています。
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Specification
- バンド幅 30 kHz
- サイドフリンジまたはトップフリンジでのロック機構
- 変調周波数レンジ 11 Hz .. 160 kHz
- リロック(Re-Lock)機能を内蔵
- 1台のレーザー対して2つのフィードバックチャネル内蔵
- 最大 4 台のレーザーを同時に安定化可能
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Applications
- 原子レーザー冷却 & トラッピング
- イオンレーザー冷却 & トラッピング
- BEC(ボースアインシュタイン凝縮)
- フェルミ縮退気体
- 光励起 & EIT
- 基礎定数計測
- 光干渉計測
- 量子通信 & 暗号
- 量子情報
- 量子ドット & マイクロキャビティ
- 磁界測定
- リュードベリ励起 (Rydberg Flyer for complete laser solutions)
- 光時計
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Downloads
- 製品カタログ Scientific Lasers (最新の製品仕様についてウェブページをご参照ください!)
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Literature
- アプリケーションノート: Trapping and quantum computing
- 技術記事: C. Nölleke et al, Absolute Frequency Atlas from 915 nm to 985 nm based on Laser Absorption Spectroscopy of Iodine (2018)
- アプリケーションノート: Phase and Frequency Locking of Diode Lasers
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Related Products
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- TA pro
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- FPI 100: ファブリペロー干渉計 & ディテクタユニット
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