DL pro

DLC pro Digitalレーザーコントローラで制御可能な波長可変半導体レーザー

DL pro 780 無償デモ機キャンペーン開催中。お気軽にお問い合わせください。 

  • 独自特許技術 pro design を採用した波長可変半導体レーザー
  • 温度変化また音響ノイズに対して超高安定
  • DLC pro デジタルコントローラを用いることで: 最高のパフォーマンス & リモート制御可能
  • フリー発振で線幅最小 0.6 kHz を達成
  • 選択した波長において外部リファレンス共振器を用いることで線幅 1Hz以下も可能

トプティカ社の DL pro は究極の波長可変レーザーです。革新的なメカニカルデザインは容易な操作性と究極の安定性を同時に実現しました。完璧に配置された波長選択グレーティングの仮想ピボットポイントにより最大の出力、最適化された波長範囲においてモードホップフリー波長チューニングが可能です(特許技術:DE 10 2007 028 499 および US 7970024)。 また DLC pro デジタルコントローラとセットで用いこるとにより他に類を見ない狭線幅と低ドリフトを可能としました。全ての操作は直観的なユーザーインターフェイスから容易に行うことが可能です。 ソフトウェアライセンス を合わせてご購入頂く事により様々な周波数ロッキング機能を利用することが可能です。

DL pro HP 半導体レーザーは可視域での高出力な単一周波数発振を可能にする特別な共振器デザインを採用しています。DL proと同様に外部共振器半導体レーザー (ECDL) 構造を用いており2つのモデルともに様々な変調入力機能、またファイバ出力、ビーム形状補正など多くのオプションをご用意しています。

DL proのFバージョンは、次世代の量子技術の基盤となる、より高速なロッキングを実現します。本システムには、2つのフィードバックチャネルを提供するイントラキャビティEOMが搭載されています。1つは優れたロッキング性能を確保するための高速調整に、もう1つはロッキングの長期安定性を保証するために使用されます。

原子またイオンのレーザー冷却などポピュラーなアプリケーション向けに直接的なソリューションを提供する TopSellersシリーズをご用意しています。このシリーズでは DLC pro デジタルコントローラと DL pro、DL pro HPレーザーヘッド または DL pro F、および最適な光アイソレータを組み合わせて提供されます。またオプションとしてファイバ出力オプション、周波数ロッキング用 ソフトウェアライセンスキー も合わせてご提供可能です。

トップセラーは以下の波長で利用可能です。
369, 397, 399, 420, 461, 633, 637, 670, 674, 729, 780, 850 nm.
詳細は後述の「Additional Top Seller」の項をご参照ください。

その他の対応可能な波長ラインナップは ARコート付き半導体レーザー および ファブリペロー半導体レーザー 在庫リストをご参照下さい。

DL pro BFYは最新世代のECDLです。密閉されたバタフライパッケージと共振器のコンパクトな設計により、他のECDLに比べて優れたパッシブのモード安定性と堅牢性を実現しています。特に、レーザーの調整不要な動作が要求されるアプリケーションに適しています。

  • Specification

      DLC DL pro DLC DL pro HP DLC DL pro F DLC DL pro BFY
    対応可能な波長レンジ 369 .. 519 nm *, 628 .. 1770 nm * 369 .. 519 nm *, 633 .. 641 nm お問い合わせください 670 .. 900 nm*,  for other wavelegnths please inquire
    典型的なパワー値 10 .. 300 mW 15 .. 400 mW (アイソレータ後) DLC DL pro同様 33 .. 65 mW after the isolator
    波長粗調整レンジ (典型値) 2 .. 100 nm 2 .. 5 nm   ±0.1 nm
    モードホップフリーチューニングレンジ (典型値) ≥ 20 GHz ≥ 5 GHz
    瞬時線幅(典型値) 0.6 .. 90 kHz 10 .. 850 kHz 1 .. 30 kHz **** 10 kHz

    出力ビーム特性 (典型値) 3 mm x 1 mm 2 mm x 1 mm 3 mm x 1 mm 1 mm x 0.8 mm
    偏光特性 (典型値) 直線偏光, > 100:1  
    ASEノイズレベル (典型値) < -40 dB  
    光アイソレータ オプション対応 内蔵, > 30 dB 内蔵, > 60 dB  
    ファイバ結合効率**: 最小値. (典型値) 55 (65) % 55 %
    室温下での長時間周波数安定性(典型値)  << 100 MHz / K 300 MHz / K
    レーザーヘッド外形寸法 (H x W x D) 90 x 90 x 240 / 300 mm³ *** 90 x 90 x 240 mm³ 90 x 90 x 240 / 300 mm³ *** 90 x 90 x 240 mm³
    レーザーヘッド重量 2.8 - 4.4 kg  2.8 - 3.5 kg 2.8 – 4.4 kg 2.8 kg
    コントローラ外形寸法 (H x W x D) 154 x 450 x 348 mm³  
    コントローラ重量 8.0 kg  
    電源仕様 100 .. 240 V~, 50/60 Hz (ワイドレンジ入力)   
    消費電力 < 35 W, max. 250 W (典型値)  
    PC インターフェイス (PC GUI ソフトウェア) イーサネット, USB, アナログ制御  
    環境温度 15 - 30 °C (動作時), 0 - 40 °C (保管および輸送時)   
    環境湿度 結露無きこと  

    * 一部対応できない波長ギャップがあります。
    **TOPTICA社FiberDockを使用した値。結合効率は短波長LDまた楕円率の大きいLDでは低下する場合があります。
    ***標準の長さはD=240 mmとなります。仕様上必要な際は工場でD=300 mm品を選択使用致します。
    **** 狭線幅オプションを用いたDLC DL pro と同様の線幅になります。

    仕様の詳細に関しましてはこちらからお問合せ下さい
    仕様は事前の予告無しに変更される場合がございます。

  • Additional Top Seller

    DLC DL pro ... HP
    369
    HP
    397
    HP
    399
    HP
    420
    HP
    461

    633
    典型的なアプリケーション Yb ion cooling Ca ion cooling Yb cooling Ca cooling, Sr ion cooling, Rb Rydberg Sr cooling, Cs Rydberg,
    K Rydberg
    HeNe laser wave-
    length
    アイソレータ後のピーク出力(mW)。仕様値と(典型値) 13 65 110 70 400 40
    波長レンジ (nm) 368.5 - 370.8 396.5 - 398.5 399 - 400.5 420 - 423 457 - 461 631 - 635
    典型的な瞬時線幅 (kHz) 850 340 250 340a 40 200 (5 µs)b
    内蔵光アイソレータ > 28 dB > 35 dB > 35 dB > 35 dB > 35 dB > 60 dB
    偏光特性 直線偏光, PER 100:1
    偏光軸 diagonal vertical
    FiberDockとのファイバ結合効率 (オプション対応)。仕様値と(典型値) 55% (65%)
    内蔵LDの交換 in factory by customer
    通常在庫 no no no no no no
    DLC TA pro または BoosTA を使用した高出力化 no no no no no no
    DLC TA-SHG proを使用した更なる高出力化 yes yes yes yes yes yes

    DLC DL pro ... HP
    637

    670
    FL
    674
    FL
    729

    780

    850
    典型的なアプリケーション NV center, Yb ion clear out laser Li cooling and repump Sr ion clock Ca ion clock Rb cooling and repump Cs cooling, Ca ion repump
    アイソレータ後のピーク出力(mW)。仕様値と(典型値) 45 (50) 25*** 14 28 176** 70 (75)*
    波長レンジ (nm) 635 - 639 665 - 672 < 672 - 674 < 728 – > 730 778 - 790 840 - 875
    典型的な瞬時線幅 (kHz) 600 (5 µs)b 100 30 1 15 5
    内蔵光アイソレータ > 35 dB > 60 dB > 60 dB > 60 dB > 60 dB > 60 dB
    偏光特性 直線偏光, PER 100:1
    偏光軸 diagonal vertical vertical vertical vertical vertical
    FiberDockとのファイバ結合効率 (オプション対応)。仕様値と(典型値) 55 % (65 %) 50 % 55 % (65 %)
    内蔵LDの交換 in factory by customer in factory in factory by customer by customer
    通常在庫 no no no no yes yes
    DLC TA pro または BoosTA を使用した高出力化 no yes yes yes yes yes
    DLC TA-SHG proを使用した更なる高出力化 yes yes no no no no

    DLC DL pro ... BFY 780 BFY 852        
    典型的なアプリケーション Rb cooling Cs cooling        
    アイソレータ後のピーク出力(mW)。仕様値と(典型値) 65 65        
    波長レンジ (nm) 780,24 852,34        
    典型的な瞬時線幅 (kHz) 10 10        
    内蔵光アイソレータ > 60 dB > 60 dB        
    偏光特性 linear, PER 100 : 1        
    偏光軸 vertical horizontal        
    FiberDockとのファイバ結合効率 (オプション対応)。仕様値と(典型値) 55 %        
    内蔵LDの交換 By TPA By TPA        
    通常在庫 no no        
    DLC TA pro または BoosTA を使用した高出力化 no no        
    DLC TA-SHG proを使用した更なる高出力化 no no        

     

    *アイソレータ後の出力の詳細仕様:
    840 - 842 nm: > 50 mW
    842 - 850 nm: > 65 mW
    850 - 875 nm: > 70 mW (typ. 75 mW)
    875 - 877 nm: > 65 mW
    **アイソレータ後の出力の詳細仕様:

    778 - 779 nm: > 160 mW
    779 - 788 nm: > 176 mW
    788 - 790 nm: > 160 mW

    ***アイソレータ後の出力の詳細仕様:
    665 - 666 nm: > 15 mW
    666 - 670 nm: > 25 mW
    670 - 673 nm: > 15 mW

    a = 推定値
    b = 上限値, 詳細は Application Note をご参照ください。  

  • Additional Information
  • Options

    狭線幅オプション

    このオプションを用いることによりDL proレーザーシステムの線幅を狭帯化します。TA pro光増幅器レーザーNLO 波長変換レーザーのシード光、またレーザーラックシステムも同様に適用可能です (DL pro HP シリーズでは使用できません)。DL pro Fレーザーは常に狭線幅に最適化されています。

    ファイバ出力
    ファイバ出力 (FD) オプションはトプティカ社の特許取得済みファイバ結合器FiberDockと適切な偏波保持(PM)ファイバー組み合わせたオプションです。FiberDockは、最高のシングルモードファイバー結合効率、容易なアライメント、同時に最高の安定性を提供します。
    ほとんどのレーザーの場合、ファイバ出力オプションでのファイバー後のPERは>20dBとなります。また、長寿命&高出力 ファイバやファイバスプリッターについてはお問合せ下さい。ファイバ出力オプションの場合、光アイソレータが必要になります。
    光アイソレータ 
    I光アイソレータは戻り光反射から半導体レーザーを保護します。 恒久的なダメージを防ぐだけでなく安定したシングルモード動作および波長チューニングにも寄与します。 角度付研磨(両端)された光ファイバと結合する際には少なくともシングルステージ光アイソレータ(30dB)が必須となります。  ダブルステージ光アイソレータは実験系からの強い戻り反射光が懸念される際に必要となります。 PCなど角度を持たない研磨を持つ光ファイバと結合する際にもダブルステージ光アイソレータ(60dB)は必須となります。
    ビーム形状補正
    アナモルフィックプリズムペア(APP)またはシリンドリカルレンズを用いて楕円形状のビームを円形形状に補正します。圧縮率は工場出荷前の設定となります。
    モータ制御オプション
    波長の粗調整のためのモータ制御オプションはマニュアル制御またはソフトウェアを用いたPC制御が可能です。このオプションはほとんどのDL pro HPを含むDL proレーザーでご利用可能です(ほとんどのARコート付きLD、ファブリペロー型LDで利用可能ですが、DL pro Fシステムでは利用できません。)下記の「ダウンロード」セクションを参照してください。
    Bias-Tオプション
    DL pro (HP)には2つの変調入力があり、最大150 MHzの電流変調周波数が可能です。Bias-Tを使えば、ダイオードにもよりますが、さらに高い数GHzまでの電流変調周波数が可能です。また、TANLOシステムのシードレーザーにも適しています。DL pro Fシステムにはこのオプションはありません。
    制御エレクトロニクスモジュール 周波数安定化に用いる様々な周波数ロッキングモジュールをご用意しています。
  • Applications
  • Downloads

    Software

    • デジタルレーザーコントローラーのソフトウェアアップデートとPythonサポートについては、DLC proのDownloadsをご参照ください。


    Technical information

    • 製品情報: DL pro
    • 製品カタログ: Tunable Diode Lasers (最新スペックはウェブサイトをご覧ください)
    • 寸法図面: DL pro (レーザーヘッド:標準)
      本レーザーヘッドは全てのTOPsellerシステム、及びDL pro HPを含むほとんど全てのシステムに用いられております。
    • T寸法図面: DL pro (レーザーヘッド:ロング)
      本ロングハウジングは、レーザーヘッドに光学部品を組込む際、追加のスペースが必要な場合に使用されます。
  • Literature

    アプリケーションノートと出版物

    トプティカ社DL proについて記載のある学術記事

  • Related Products
    • MDL pro: ​​​​T-RACKの一部となるDL proのラック統合
    • DLC pro: フルデジタル電源コントローラ。超低ノイズと直感的なマルチタッチユーザインターフェース
    • CTL: モードホップフリー高速波長可変半導体レーザー
    • DFB pro: DFB/DBR ダイオード搭載レーザー
    • TA pro: テーパ型光増幅器内蔵 PROシリーズ外部共振器半導体レーザー
    • BoosTA pro: 独立型テーパ型光増幅器システム
    • Frequency converted diode lasers: 波長変換外部共振器半導体レーザー (193nm DUV波長対応)
    • Fiber Dock and Optical Fibers: DL pro の光伝達、空間モードのクリーニング
    • Laser Locking Electronics: 周波数安定化のための豊富なモジュールラインナップ
    • Numerous Photonicals, 豊富なPhotonicals (光アクセサリー製品)をご用意。ファブリペロー干渉計や小型飽和分光用システムCoSyなど様々なレーザー実験に
    • AR-coated Laser Diodes and Fabry-Perot Laser Diodes: パワー出力、チューニング範囲、線幅の仕様については、stock listをご参照ください。