CTL

スイープ型波長可変レーザー

  • 広帯域モードホップフリーチューニングレンジ (最大 130 nm)
  • ラインナップ: 750 nm ~ 1750 nm
  • 高分解能 (最小 kHz レベル)
  • 低ノイズ & 低ドリフト (線幅<1kHz)にて、量子限界の測定を
  • 使いやすいコントロールパネル &リモート制御

CTLは広範囲な波長チューナビリティとモードホップフリーを持つレーザーを探す際の究極の選択肢です。 高出力、狭線幅、低ドリフトを実現しています。高分解能での波長スキャンが可能です。 モードホップはSMILE (Single Mode Intelligent Loop Engine) と呼ばれるアクティブフィードバック回路と共に、革新的なオプトメカデザイン(特許 US9960569B2)により防止され、常に一定の発振モードに保たれるよう維持されています。フルデジタル、低ノイズ、低ドリフトの DLC pro 電源コントローラと用いることで CTLレーザーはタッチスクリーン、調整ノブを使用した直観的な操作だけでなく、GUIソフトウェアやコマンド言語 (Python SDK)を用いたPCからのリモート制御によりどなたでも簡単にご利用いただけます。DLC CTLにはコンポーネントの特性評価やスペクトルの記録を行うためのテストシステムを含んでおります。

CTLレーザーは、量子ドット や マイクロキャビティなどの微細構造の共振励起など、広帯域でモードホップフリーのスイープスキャンを必要とするアプリケーションに最適です。また、 分子分光 や様々なデバイス試験でもCTLはその優れた性能を発揮します。CTLには、再調整なしで全波長可変域にわたって仕様を満たす光アイソレーターが含まれています。

  • Specification

      CTL 780 CTL 900 CTL 950 CTL 1050 CTL 1320
    波長可変レンジ [nm] 750 - 790 880 - 940 920 - 990 1010 – 1100 1290 - 1350
    波長絶対精度 < 90 pm < 100 pm < 100 pm < 110 pm < 130 pm
    波長相対精度 < 10 pm < 10 pm < 10 pm < 10 pm < 10 pm
    典型的な瞬時線幅 0.3 kHz < 0.5 kHz < 1 kHz < 0.5 kHz < 1 kHz
    線幅(5 µs, 典型値) < 10 kHz < 10 kHz < 10 kHz < 10 kHz < 10 kHz
    出力 @ゲイン最大値
    (アイソレータ後)
    > 70 mW
    > 18 dBm
    > 40 mW
    >16 dBm
    > 64 mW
    >18 dBm
    > 72 mW
    >19 dBm
    > 40 mW
    >16 dBm
    出力 @ゲインエッジ > 25 mW > 16 mW > 32 mW > 24 mW > 24 mW
    アイソレーション > 45 .. 60dB > 55 dB > 60 dB > 45 .. 60 dB > 50 dB
    最大スキャンスピード 10 nm/s 10 nm/s 10 nm/s 10 nm /s 10 nm/s
    モーターステップサイズ 5 pm 5 pm 5 pm 6 pm 7 pm
    マイクロステップサイズ (平均値) 0.3 pm 0.3 pm 0.3 pm 0.4 pm 0.5 pm
    ピエゾスキャン 70 GHz 55 GHz 55 GHz 45 GHz 38 GHz
    ピエゾステップサイズ < 10 kHz < 10 kHz < 10 kHz < 10 kHz < 5 kHz

     

      CTL 1470 CTL 1500 CTL 1550 CTL 1650  
    波長可変レンジ [nm] 1420 - 1530 1460 - 1570 1510 - 1630 1620 - 1750  
    波長絶対精度 < 140 pm < 150 pm < 150 pm < 150 pm  
    波長相対精度 < 10 pm < 10 pm < 10 pm < 10 pm  
    典型的な瞬時線幅 < 1 kHz < 1 kHz 0.3 kHz < 1 kHz  
    線幅(5 µs, 典型値) < 10 kHz < 10 kHz < 10 kHz < 10 kHz  
    出力 @ゲイン最大値
    (アイソレータ後)
    > 30 mW
    > 15 dBm
    > 37 mW
    >16 dBm
    > 37 mW
    >16 dBm
    > 32 mW
    >15 dBm
     
    出力 @ゲインエッジ > 15 mW > 19 mW > 22 mW > 16 mW  
    アイソレーション > 60 dB > 60 .. 80 dB > 60 .. 80 dB > 50 dB  
    最大スキャンスピード 10 nm/s 10 nm/s 10 nm/s 10 nm/s  
    モーターステップサイズ 8 pm 8 pm 8 pm 8 pm  
    マイクロステップサイズ (平均値) 0.5 pm 0.5 pm 0.5 pm 0.5 pm  
    ピエゾスキャン 35 GHz 33 GHz 33 GHz 28 GHz  
    ピエゾステップサイズ < 5 kHz < 5 kHz < 5 kHz < 5 kHz  

     

    出力ビーム形状 TEM00, typ. between 1 mm x 1 mm and 1 mm x 3 mm
    ビーム高さ (50 ± 0.3) mm
    偏光 vertical, typically 100:1
    ファイバ結合効率 (典型値) > 50% at gain max.
    レーザーヘッド外形寸法
    (H x W x D)
    90 mm x 150 mm x 370 mm
    レーザーヘッド重量 8.1 kg
    コントローラ外形寸法
    (H x W x D)
    154 mm x 450 mm x 348 mm
    コントローラ重量 9 kg
    電源 100 .. 120 V / 220 .. 240 V AC, 50 .. 60 Hz (auto detect)
    消費電力 typ. < 50 W
    PC インターフェース Ethernet
    環境温度 15 - 30 °C (動作時), 0 - 40 °C (保管および輸送時)
    環境湿度 結露なきこと
  • Additional Information
  • Options

    光アイソレータ/シングルステージ
    光アイソレータは戻り光反射から半導体レーザーを保護します。恒久的なダメージを防ぐだけでなく安定したシングルモード動作および波長チューニングにも寄与します。角度付研磨(両端)された光ファイバと結合する際には少なくともシングルステージ光アイソレータが必須となります。
    光アイソレータ/ダブルステージ
    ダブルステージ光アイソレータは実験系からの強い戻り反射光が懸念される際に必要となります。PCなど角度を持たない研磨を持つ光ファイバと結合する際にもダブルステージ光アイソレータは必須となります。
    ファイバ出力オプション
    ファイバ出力 (FD)オプションはトプティカ社の特許取得済みファイバ結合器FiberDockと適切な偏波保持(PM)ファイバー組み合わせたオプションです。FiberDockは、最高のシングルモードファイバー結合効率、容易なアライメント、同時に最高の安定性を提供します。
    ほとんどのレーザーの場合、ファイバ出力オプションでのファイバー後のPERは>20dBとなります。また、長寿命&高出力 ファイバ やファイバスプリッターについてはお問合せ下さい。ファイバ出力オプションの場合、光アイソレータが必要になります。
    制御エレクトロニクスモジュール 周波数安定化に用いる様々な ロッキングモジュール をご用意しております。
    光増幅器 光増幅器 BoosTA proをご用意しております。こちらはCTLを制御しているDLC proコントローラで使用することが可能です。
  • Applications
  • Downloads
    • 製品情報: CTL
    • 寸法図面: CTL
  • Literature

    出版物及び雑誌記事

    トプティカ社CTLについて記載のある学術記事

    アプリケーションノート

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