CLS

量子コンピュータ、光時計向け超高安定クロックレーザーシステム

  • 高い量子ビット忠実度のための超高コヒレンス
  • 卓越した周波数安定性により、光時計の性能向上
  • 産業グレードの品質、19”ラック搭載オプション対応

トプティカ社のクロックレーザーシステムは、高フィネスULEキャビティへの周波数安定化により、線幅を1Hz以下に抑えたダイオードレーザーです。これらのシステムは、Yb、Srのような中性原子や、Yb+、Sr+、Ca+、Ba+のようなイオンの狭線幅原子時計遷移を駆動するために、1秒の積分時間をはるかに超える最高の周波数安定性をもたらします。CLSでご提供している波長は、TOPsellerの435nm(Yb+、CLSでは871nm + SHG)、578nm(中性Yb原子、CLSは1156 + SHG)、674nm(Sr+)、698nm(中性Sr原子)、729nm(Ca+)、1550nm(DFC Core +およびEr+)、1762nm(Ba+)など、最もポピュラーな種をカバーしています。その他波長は、ご要望に応じてカスタム対応いたします。

CLSは、実験室環境以外の条件下でも卓越した周波数安定度を維持できるように設計されています。堅牢なデザイン、優れたパッシブシールド、アクティブな振動補正により、外部からの音響振動や地震振動にも強く、ハイエンドの温度安定化システムは、温度変動に対する最高の安定性を保証します。このような外部ノイズへの耐性により、CLSは量子コンピューター、光時計、量子センサーの操作に最適な選択肢となります。

この堅牢なデザインは、CLSの優れた周波数安定度の測定時間を1秒よりはるかに拡張できる鍵でもあり、残留する非線形揺らぎを十分に抑制することで、量子シミュレータのダウンタイムを低減し、光時計の性能を向上させます。

CLSは、性能を損なうことなくトプティカ社の  T-RACKに統合されたラックソリューション としても利用頂けます。このソリューションは、スペースが限られている場合に理想的で、システムを容易に移動することができます。

コンプリートシステムは、DLC proがホストとなりPC GUI のTOPASよりアクセスできる単一のインターフェースで制御されます。このインターフェースは、レーザーの制御、モニタリング、ロッキングをカバーし、完全なリモート操作をサポートします。また、この単一のインターフェースは、便利なプログラミングSDKを介して、ユーザー様の実験系コントロールへの容易な統合を可能にします。