トプティカ社では理化学研究分野および産業分野向けにハイエンドのレーザーシステムを開発・製造しています。製品ポートフォリオには波長可変半導体レーザー、超短パルスファイバーレーザー、テラヘルツシステムおよび光周波数コムが含まれています。トプティカ社のレーザー製品は産業OEMユーザー、多くのノーベル賞受賞者を含む研究者ユーザーから特筆すべきワールドクラスの性能だけでな、く高い信頼性および長い製品寿命に対して高い評価を頂いています。
1998年、ミュンヘン(ドイツ)近郊で設立され、常に最高クラスの性能を持ったレーザー製品を提供し続けるレーザーフォトニクス分野におけるリーディングカンパニーの1社に成長しました。トプティカ社の半導体レーザー関連製品は優れたコヒーレンス性、広範なチューニングレンジまた最適なビーム品質を持つことで広く認められています。
全世界で490名のトプティカグループの従業員はユーザーに最適なシステムを送り届けることを誇りとしています。多くの最先端の大学および研究機関と連携を図ることにより最新の研究成果が迅速に商用製品に反映されユーザの元に届けられます。また当社のグローバルな販売ネットワークは世界中をカバーする類まれなサービス体制を可能にしています。
キーテクノロジー
- シングルモード半導体レーザー
トプティカ社のシングルモード半導体レーザーはOEM組込アプリケーションにおいて高出力、低ノイズなど新たなスタンダードを提唱する製品です。回折限界、TEM00 のビーム品質、信頼性の高いスペクトル特性またオプションで堅牢なファイバー出力機能も提供されます。小型設計、低消費電力は古風で重厚長大な非効率なガスレーザーの代替レーザー光源として最適です。マルチカラーレーザーエンジンはひとつの筐体に複数の波長を内蔵した真にシームレスデザインなレーザー光源です。全てのユーザーは波長を切り替えて使用する手間に貴重な時間を奪われることはもうありません。自由度の高いデザインと高い操作性はユーザーのいかなるシステム設計にも対応します。
- 波長可変半導体レーザー
- 超短パルスファイバーレーザー
トプティカ社のパルスファイバーレーザーは”オールファイバー構造”、SAM(半導体可飽和吸収体)モードロックリング共振器、偏波保存ファイバアーキテクチャを採用し堅牢な24時間/7日間動作および容易な操作性を可能にしました。モジュールデザインのエルビウムおよびイットリビウム添加物ファイバは様々な仕様を持つ異なる製品群(1560 / 1050 / 1060 / 780 nm, VIS / NIR 波長可変タイプ, IR / NIR スーパコンテニュウム)を提供します。パルス幅は25 fs、出力は350 mWに達しています。また自由度の高い設計により2台のレーザーのビームを同軸に発振するデュアルカラーソリューションもご用意しています。
- テラヘルツシステム
- 光周波数コム
DFC製品ライナップ ( Difference Frequency Combs : 差週波光周波数コム)は超短パルスファイバーレーザーのオシレーター技術と波長可変半導体レーザーおよび周波数ロッキングエレクトロニクスに関する長年にわたる経験を融合し開発されたものです。内蔵の卓越した CERO-technology 技術はオフセットフリーでファイバーベースの周波数コムが精密な周波数リファレンスとなることを可能としました。波長 450 - 2200 nmにおけるトプティカ社の波長可変半導体レーザーは周波数コムに対して位相ロッキングを行うことが可能です。このことにより波長計、カウンターを含む完全な周波数リファレンスレーザーシステムを当社固有技術のみで提供することが可能となりました。